100円アイテムで全部揃う!防災ボトルの作り方

今日で東日本大震災から14年。
被災された方に心からお見舞い申し上げるとともに、いつやってくるかわからない地震にしっかりと備えていかないと!というふうに気持ちを引き締めています。

そんな我が家の取り組みをご紹介します。
今回は、少し前に子どもたちと作った防災ボトルについてです。

目次

防災ボトルとは

防災ボトルとは、災害時にすぐ必要なものをプラスチックのボトルに詰め、すぐに持ち出せるようにしたものです。

メリットとしては下記のようなものがあります

  • さっと持ち運びできる
  • スリムなのでカバンなどに入れやすい
  • 車などに常備しておくのにちょうど良い
  • 潰れたり中身が濡れたりしにくい
  • ボトルを入れ物として使っているので、中身を出せば飲料水を入れる容器として使える(災害時にしばしば起こる困り事として、飲み水が手に入っても飲む器がない、という事があるそう。容器は重要だそうです)
  • 小さいボトルに最低限のものを詰めるだけなので、すぐ作れる

私は防災ボトルのことを、ボランティアとしてお手伝いしている子ども食堂さんでの防災イベントで知りました。 
その時、主催者さんに防災ボトルの中身を全部見せてもらい、必要なものは全部100円ショップで揃えられるよと教えてもらいました。

このほど、イベントで学んだことを実践!子どもたちそれぞれの防災ボトルを一緒に作ってみました。

我が家の防災ボトル

作ってみた防災ボトルがこちら。

必要なものは、すべてセリアとダイソーで揃えました。
ボトルはセリアのもの。持ち手付きで運びやすいです。

中身はこちらの通り。
※子ども食堂さんで教えてもらったボトルには、アルミブランケットも入っていました。
少しかさばるので、我が家は別で用意している防災リュックに入れています。

中身を書き出すと、

  • 手ぬぐい
  • 子ども名前や保護者の連絡先などの情報を書いたカード
  • アルコール綿
  • 圧縮タオル(タブレット状のタオルで、水に入れると大きく広がる)
  • ばんそうこう
  • お菓子
  • ペンシル型のハサミ
  • ホイッスル付きのライト
  • 現金(とりあえず、千円札一枚、100円玉3枚、10円玉3枚の1330円を入れてみました)

これだけのものがボトルにすっぽりおさまりました。

子どもたちの反応は?

子どもたちはボトルを作ってみてとっても楽しそう!
6歳の次女は特に、これ、うちのボトル!と、なんだか嬉しそうでした。
感想を聞くと、
「楽しかったし、自分の防災ボトルがあるのっていいなって思う!さっと取り出せるし、使いやすそう」

とのことでした。
子どもには、「自分の!」というのが嬉しいのかもしれませんね。
ボトルは車に置くことにしました。私たちが住んでいるところは車社会なためと、建物が崩れたときはとりあえずの避難場所として車を使うことを家族で決めているからです。

非常時、避難が必要な状況になったら、このボトルさっと持っていけばとりあえず少しの間しのげるからね。
と話し、中身の使い方の説明をしておきました。

まとめ。手軽な防災として有効!防災ポーチなどと併用してリスク分散を!

防災ボトルを作ってみて、100円ショップで買えるもので簡単に作れることなどから、手軽な防災として有効だと思いました。子どもたちでも簡単にできますし、これを機に防災について話しあうのも良いと思いました。

ちなみに、インターネットで防災ボトルの評判を検索すると、
「ボトルにギュッとものを詰め込むので、取り出しにくい」

という指摘がありました。
中身を全部引っくりかえせば出せることは出せますが、モノを広げる場所がない場合は困るだろうとのこと。

確かに!と思い、我が家の対策としては、
「防災リュックや防災ポーチ、防災ボトルをいくつか作って色々な場所に備えておき、リスク分散する」

に落ち着きました。

防災ボトルだけでなく、中身の取り出しやすさを重視したポーチを別に作っておくなどして、特性の違う備えをしておくことにしました。
とはいえ防災ボトルはポーチと違って中身が潰れないし、水がかかってもとりあえず濡れません。表面が汚れても拭ける素材なのもいいなと思います。

大きな防災リュックを作るのは少し時間がかかるかもしれませんが、こういった小さい防災ボトルやポーチはすぐ作れるはず。
いくつか用意しておけば安心だし、いざというとき周りの人にシェアすることもできるかもしれません。

防災ボトル、ぜひ作ってみてください!

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この記事を書いた人

絵本作家・イラストレーターとして活動させていただいています。

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