新1年生の下校つきそいボランティアのこと

私は長女が通っている小学校で、新1年生の下校付き添いボランティアをしています。

付き添いは、入学してからの2週間ほどです。
その期間、1年生の下校時間に合わせて学校まで行って、地区ごとに列になっている1年生さんたちと合流して、じぶんの地区の子たちに付き添って帰ってくる。というものです。

ボランティアをしていると、森さんもお子さん小さくて、忙しいだろうに…と言われることもあります。

ボランティアをしているのは、もちろん子どもたちの下校の安全を守りたいというのが大きいけど、自分のためです。

絵本を作っているとネタが欲しい。切実に、ストーリーのとっかかりが欲しい。

今はうちの子も9歳と5歳で毎日豊富にネタをくれるけど、大きくなったら小さい子特有の、あの「この世界にきたばっかりで何もかもが珍しくてたまらない!」という感じはなくなっていく。

だから、小さい人たちと一緒にいる機会をできる範囲で増やして、みんなが世界をどう感じているのか知りたいと思っています。

正直に言っちゃうと、私は子どもが苦手です。
どう接していいのかわからないこともある。

私は自分の世界にこもりたいタイプの人間だから、お構いなしに私の世界に入ってくる小さい人たちにどう対応していいかわからない時もある。

子どもに限らず、人間に対してどう接していいかわからないんです。でもなんでわざわざ会いに行くのか。

その理由は、子どもたちの中に飛び込むと、すごく嬉しいこと言ってくれたり、かわいいことを言ってくれたり、きらきら輝く生命力を見せて分けてくれる時があるからです。
飛び込むのに、結構エネルギーはいりますが。

人間全般にちょっと苦手意識というかちょっと怖いと思ってしまう私だけれど、子どもは大人よりも、私が作っている壁をひょいと飛び越えてきてくれるから、小さい人たちに惹かれるのかもしれない。

人間が怖いけど、人間と触れ合いたいと思うのは、自分以外の人にしかもらえないかけがえのないものがあるって言うことを、今までの人生で経験したからなんでしょうね。

これは、大好きな姉に教えてもらったことです。
姉と以前いろいろな話をしていた中で、
「他人にしかもらえないものがあるから」と姉が言っていて。

とても心に響きました。

さて、こちらは一緒に下校する途中の子どもたちの様子。
かわいい。

名札を見せて自己紹介したら、
「みどりせんせ〜」って呼んでくれて嬉しい♡
学校で会う大人はみんな、せんせいなんだなってほっこりしました。
ひとりの男の子が、
「なあ、なんでみどりなん!?」
と何度も聞いてきてくれて。
色の名前が人の名前になってることにびっくりしたのでしょうか。たぶん、みどりって名前の人に初めて会ったんだろうなあ。
「私のお父さんとお母さんが、みどりってつけてくれたんだよ」と説明しても、なにか釈然としない様子で面白かったです。

あとこちらは、ダンゴムシに夢中の図。
やはりダンゴムシはちびっこのアイドルですね〜

愛おしそうに手のひらに乗せてクリクリしながら、
「このダンゴちゃん、さくらちゃんていうの。
さくらダンゴちゃんなの。
さくらダンゴちゃん、ギョーザダンゴちゃんなの」

さいしょの和菓子みたいな名前から急に中華っぽくなり、小さい子の発言は面白いなあ〜と思いました。

もう今年の付き添いボランティアは終わりましたが、これからもいろんな場面で子どもたちと関わって行きたいと思います。

 

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この記事を書いた人

絵本作家・イラストレーターとして活動させていただいています。

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