畑しごとは楽ではない。でも一生やりつづけるんだろうな、と思った話

今日畑に行って、畑の醍醐味について考えました。たらたら思ったことを書いておりますが、結論から言うと、

「畑って大変。でもやめられない魅力がある」ということです。

よろしかったらお付き合いください。

今日はですね、日中ムシムシして暑かったです。でも、畑は待ってくれないから、たまった苗の定植だの、支柱立てだのやるために出かけたわけです。

夫は仕事なので、子どもたちの世話をし、お昼ご飯を出してから出発。暑いから本当は朝とか夕方に行きたいんだけど、今日は日中しか晴れなさそうだからこの時間に行ったのです。

もうむしむしして暑いし、致命的なことに急いでたから大きいスコップを忘れ、作業ができないところもあり…小さいスコップしかないから、ちまちま掘るのが大変でした。
気が重いのは支柱立て。私は自慢じゃないが、支柱立てが嫌いなのです。面白いと思えないんですよね。

それでも野菜がうまく育ってくれてたら達成感もあるんだけど、全然思うようには育ってくれない。昨日なんて、畑の貸主であるMさんにたまたま作業中会えたときに

「この前あげたパプリカとシシトウの苗、あんたんとこあんまり状態良くないようやから、家に余ってるのあげるで、よかったら替えたら?」と言ってもらいました。とほほ…

Mさんのおうちにいるときは苗が元気なのに、私がもらって世話すると、途端に元気がなくなってくるのはなぜなんだろう?なんか情けなくなってきます。

暑い中、孤独な支柱立て作業をしながら、うまく育たない植物を見回していると、何か虚しくなってくる。だんだん、なんで私1人が畑やってるんだ?もともとこの畑を借りるって言い出したのは夫じゃないか!農具とか資材を置いておける場所がないから、いちいちスコップとか車に乗せて運ばなきゃいけないし、結果的に持ってくるの忘れて作業できない時もあるし非効率、何なの!

とイライラしてしまう。

つまりね、畑ってやっぱり楽しいだけじゃないわけです。

自然相手だから全然思うようになってくれないし、人手が足りないならなおさら大変。

オンラインスクールのお仲間だったか、農業をしているどなたかが言っていた言葉が思い出される。

「畑しごとしてスローライフ、とかいうけど、畑はスローライフじゃねえ、ビジーライフだ!」

面白くて吹き出してしまった!(笑)

ほんと、そうだよなあ。家庭菜園をかじっている程度の私でさえ、泣き言いってるんだもの。本格的にやっているひとの苦労は計り知れない。生き物相手に、追い立てられまくるのが農業なのだ、きっと。

暑いし作業が多いし、ついついやっつけ仕事になる。仮植えしていた大事なサツマイモの苗をちっちゃなシャベルでガリガリ削っちゃって、かなり適当にカチンコチンの土に植えていく。あーもう、こんなんじゃサツマイモ育たないよ。

悲しくなったときに、オンラインスクールの先生の言葉がよみがえってきた。

野菜作りでも何でも、何かをやってみたその時点で、オールオッケー。

何かやってみた結果がどうなるかははっきり言って、コントロール不能。

コントロール不能な事は考えない。

しかし、「何かをやってみる」というのは、自分がやろうとしない限りはできないことだから、「やろうとする、やってみる」ということだけはコントロール可能。
その、コントロール可能な部分に注目して、やろうとした、やってみた、ということが素晴らしいと認めましょう。

その結果、野菜作りなら美味しい野菜ができるのか、できないのかは、どんな育て方をしたところで神のみぞ知る、なのだから、結果をあれこれ考えて、はー、ダメそうだ、と心配したり、結果を見て、ダメだったー、と嘆くことはないんですよ。

やってみたということそのもので、完成されてるんだから。

(先生のおっしゃったことは完全にこのとおりではないけど、ニュアンスはこんな感じです。)

この言葉をふっと思い出し、それを励みに、やっつけ仕事でも疲れて適当になっててもいい、とりあえず終わらせられたらいいや、支柱もガタガタだけど、それでいいやと思えて、作業を終わらせられました。

それに農作業が大変だと言ったって、人間関係のゴタゴタとか、会社勤めの頃毎日やっていた意味のわからない仕事に比べたら、ずっと生産的で楽しい。うまく野菜が育たなかったとしても、体を動かすから確実に運動になってるし、自分にプラスになっている。

畑を吹き抜ける涼風にシャツの袖をハタハタ言わせる気持ちよさも格別。

日々の雑事から逃れて、ぼーっとできるし。

草取り没頭して何にも考えない時間が好き。

野菜や草の匂いをかぐのも好き。

カエルが鳴いてるのを聞いたり、オタマジャクシおっきくなったかなーって隣の田んぼを覗くのも好き。

畝作りで、ひたすら土を盛っていって、きれいにできたときの達成感とか。

たまーに、美味しい野菜ができた時とか!!

というわけで、何が言いたいのかよくわからないけれど、まとめてみると、農作業は楽ではない。でも、私は一生やり続けるんだろうな、と思ったということです。

畑仕事、たのしいですよ。

興味のある人、はじめたいなーと思っている人、ちっちゃいプランターからでも、やってみませんか?

絵本作家・森みどりが、自然と調和して自然体で暮らすヒントをお届けしています。
ぜひぜひ、ご登録お願いします♪

絵本作家・森みどりのナチュライフ絵日記




よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

絵本作家・イラストレーターとして活動させていただいています。

コメント

コメントする

目次