チャボのラントンがひどく体調を崩しました。10月16日、体調を崩した初日の様子

10月16日から、チャボのラントンが具合が悪くなり、一時は亡くなってしまうかと覚悟しましたが、奇跡的に回復してきました。

今後同じようなことが起きた時のため、また同じようなケースの鳥さんの役にたつかもしれないので、記録をつけておきます。

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10月16日。

今朝、ランちゃんはいつもより少し元気がなかった。ぐったりと言うほどではないけれど、少しぼんやりしている気がした。

昨日くらいから、夜寝る前にひどく大暴れするようになって気になっていた。
ケージの下に敷いている網がガタガタ言うほど激しく暴れ、ケージの壁に擦れて風切り羽がボロボロになってしまった。

暴れるのはきっと寒くなったからだと思って、タオルや布を敷いたりして温めようとしても、そこから降りてしまうから、ケージの上にいつもかけている布にプラスしてタオルをかけ、暖かい空気が逃げないようにしていたつもりだった。

でも目に見えてどこかが悪いという感じではなかったので、とりあえずいい天気だし、お外で日光浴をしたらどうかと思って、外のチャボ小屋へ。暖かい干し草の上に座ってたら気持ちが落ち着くかと思ったのだ。

ご飯は普通に食べたし、きっと大丈夫。時々様子を見ると、干し草の上だと穏やかに座っている。やっぱりお外が気持ちいいんだなぁと思って安心したのだが。

お昼前、藍ちゃんの様子を見に行くと食べたものを戻していた。
ぎょっとしてすぐ部屋に入れる。

感染症かもしれないと思って、吐き戻したものとその周りの干し草をすぐに捨てる。

吐き戻したから、お腹が悪いのは確実だけどなんだろう。
咳やくしゃみはしていない。
祈るような気持ちで抱っこしてとりあえず体を温めてあげる。でも、苦しいのかバタバタ激しく動く。
ただ今日は午後一番でオンラインミーティングがあるのだ。どうしようもなくて、ランちゃんを膝の上に抱っこしたままミーティングをする。2時間のミーティングが終わる頃長女が帰ってくる。

長女に事情を話し、水を飲ませる。5%の糖分入りのぬるま湯が弱った鳥さんに良いということなので、オリゴ糖で5%水を作り、人肌に温めて、ランちゃんに少しずつ飲ませる。
はじめは私たちが飲ませていたけど、そのうちすごい勢いで自分から飲み出すようになった。
よかった…こんなに自分で飲めるのは大丈夫、と思ったら。
しばらく経ってから、その水を吐き戻してしまった。長女が抱っこしているときに戻したようで、長女はひどくびっくりしている。

どうしよう。水も受け付けないのか。
背中に寒いものが走る。

インターネットで弱った鳥の解放の仕方を調べまくる。

すると、弱った鳥さんは、とにかく第一に保温と安静が大事とあった。
急きょ、プラケースの中に湯たんぽを敷き、その上に新聞紙やタオルをたくさん敷いて熱くないようにし、その上にランちゃんを寝かしておいた。
途中、下から温めるのではなく、上から温めるようにとの情報を見つける。下からだと全身が温まらないと言うのだ。プラケースなどに鳥さんを入れて、上にひよこ電球や電気毛布、湯たんぽなどを置いて上から温めるようにせよとの事だった。

そうかと思って湯たんぽをどかし、電気毛布を慌てて引っ張り出してきてプラケースにかける。窒息しないように電気毛布がケースの中に落ち込まないようにする。もちろん空気が通る道も作っておく。
ランちゃんはひどくバタバタ暴れて落ち着かない。口を開けて、ハアハアとすごい勢いで息をついている。こんな小さい体なのに、呼吸音が聞こえる位なのだ。相当な苦しみようだ。こんなに苦しんでる姿初めて見た。でもどうしたらいいんだろう。

とにかく苦しみが和らぐようにしてあげるしかない。動物は具合が悪い時、飲まず食わずになって静かに休み、治癒力が最大に発揮できるようにすると言う。でもランちゃんは大暴れしている。

動物だから、最善の方法を取るとは思うんだけど、なぜこんなに暴れるんだろう。ものすごい荒い息をついて大暴れしたかと思うと、次には首をブルブルと振り辛そうにぐったりと動かなくなる。と思うと、また体中ガタガタ動かして大暴れする。尋常じゃない。

とにかく不安で仕方ない。
ついに、きたのか?

ついにランちゃんが死んじゃう時がきたのか?

インターネットでニワトリの病気を調べに調べる。
恐ろしい病気がたくさんヒットして、この病気かな…それともこっちの病気?

獣医さんにいくか?どうしよう…
ぐるぐる考えが頭を駆け巡る。
娘たちも不安げだ。

そんな中。唯一の救いが…

夕方に、うんちを少ししてたのだ。
腸は、動いてる。

ネットで、動物の医療に携わっていたらしい方が鳥の看病の仕方を紹介してくれていた記事を読んだら、
うんちが出ているかをしっかりチェックすること、とあった。
助かるか助からないか、便がポイントになるというのだ。

うんち出てる。きっと大丈夫。

そう言い聞かせて、不安な夕暮れを過ごす。

夜。

やっぱりランちゃんは苦しそうだ。
でも、もうさすってあげることしか思いつかない。

後ろ髪引かれながら、ケースにランちゃんを入れたまま就寝。

明日は、どうなるだろう。

…続きます!

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この記事を書いた人

絵本作家・イラストレーターとして活動させていただいています。

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