読み聞かせボランティアのこと。2024年2月21日の読み聞かせ

絵本の読みきかせについて。

ブログを書きたいと思って、ずーっと前にサイトを作ったのに

かんじんの記事を書くことができず…

今年に入ってから、いよいよ本格的にはじめるぞと

いろいろな準備が整いましたので

溜まりに溜まった書きたかったこと、

さかのぼってザクザク掘り返しつつ

書かせていただきます♫

よろしければお付き合いくださいませ。

目次

絵本の読み聞かせは劇場だ

絵本は劇場だなって思います。

表紙をひらくと、幕が開いてはじまりはじまり〜

ひとりで読むのも、誰かに読んでもらうのも、

自分が読むのを聞いてもらうのもいいですよね。

今回書くのは、

人が集まって、おなじお話を共有するって、

とっても豊かで幸せなことだなあ、と改めて思った

ということです。

うちの子どもが通っている小学校では、地域の人に向けて読み聞かせボランティアの募集をしています。

私は1番上の子が入学するのと同時にボランティアとして参加させてもらっていて、

いま活動3年目です。

緊張するけど読むのは好きで、役になり切って没頭ちゃったときなんか

とっても楽しい!

子どもたちから反応が返ってきたり、

たまに先生に褒めてもらったりすると、その日はイチニチ幸せ〜

そんな読み聞かせボランティア、さて、去る2月21日に行ってまいりました!

今回読んだ本

3年生のクラスにお邪魔して、こちらの2冊読ませていただきました!

1冊目は

『よもぎだんご』

さとうわきこ 作 福音館書店

 

一気に春めいてきたこのごろ、

近所の道端ではヨモギのかわいいポワポワが芽吹いてきてます。

子どものころからだーいすきだったこの『よもぎだんご』

春先にはいつも読み返します。

教室では、本を取り出したら子どもたちがすぐ

「あっこれ知っとる!」

と反応してくれました。

ちょっネタバレですが、本の最後で、

さあ、ばばばあちゃんは何歳になったのかな?という展開になります。

読み終わったあと、子どもたちが「65歳やと思う!!」とか口々に言ってきてくれて嬉しかったです。

さて、2冊目は

『チュンチェ 春節-中国のおしょうがつ-』

ユイ•リーチョン 作

チュ•チョンリャン 絵

中 由美子 訳

光村教育図書

 

昨年より、旧暦に強烈に興味が湧いてきて、

今年我が家では旧正月もお祝いしました。

旧暦と照らし合わせてみると、

お月さまの満ち欠け、

お日さまの長さ、

空気の湿り気やあたたかさ、

といったことに敏感になります。

二十四節気の、

啓蟄(けいちつ)

穀雨(こくう)

白露(はくろ)

など、他では使わないような美しいことばにも触れることができます。

さて、『チュンチェ 春節-中国のおしょうがつ-』 この絵本の主人公はマオマオ。

お父さんは遠くに出稼ぎにいっていて、一年にたった一度、お正月にだけ帰ってきます。

マオマオ一家のお正月の様子を美しく優しく描いたこの絵本、

図書館で初めて見つけたのですが、

あまりに感動して涙が噴出しました。

なんとしても欲しくて探すも、絶版書のようでなかなか見つけられず。

メルカリで古本をみつけ、お迎えすることができました。

さて、そんな思い入れのあるこの絵本、

今年2024年の旧正月は2月10日でしたので、少し過ぎてしまいましたが

時期ということで読ませていただきました。

こどもたちは静かに聞いてくれて、

一緒にお話に浸ることができました。

読み聞かせは、読み手と聞き手が作る芸術

この読み聞かせ、

毎回子どもたちや先生の反応を見るのが楽しみでありドキドキでもあるのですが、

今回の読み聞かせを通じて、

改めて絵本と人とのすごい力を感じさせてくれました。

実はこの日は体調がイマイチで、

風邪とかじゃないけど、疲労や睡眠不足で身体が重くてしょうがなかったのですが、

終わった後、先生が

「とっても聞きやすかった!旧正月のことも、子どもたちいっぱい色んなこと感じられたと思う。

ありがとうございました」

と言ってくださり、

子どもたちからもあったかいパワーをもらって、

体調が微妙だったのが吹き飛びました!

うちの長女は3年生なので、こちらのクラスには長女の友だちもたくさんいて

「みんなもう、おなじみやんなー。

Kちゃん(うちの長女)のお母さんやでえ」

と先生も気さくに紹介してくれるので、

すっごいあったかい雰囲気で読ませてもらって、

幼稚園生の頃から知ってる、大好きな子たちと

同じお話のなかに入り込むのは

すごく幸せなひとときでした。

 

昔はテレビとかなかったし、

こういう語りとかが日常のなかの劇場だったんだろうなー。

私ははおばあちゃんの民話を聞いて育つ、とかいう経験がない世代ですが、

語りにせよ読み聞かせにせよ、

こういう血の通った表現というのは、

人間にかならず必要なものだと思います。

もっともっと語りも学んでいきたいなあ、

次回も楽しみだなあ、

と思った今回の読み聞かせでした。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

これからも、絵本や絵のこと、その他私のライフワークについて発信していきますので、どうぞよろしくお願いします!

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この記事を書いた人

絵本作家・イラストレーターとして活動させていただいています。

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