ヒヨコのラントン、8/16の様子

2週間前に、イタチに噛まれて左足の大腿骨を2カ所折る大怪我をしたラントン。ラントンの様子を毎日書いています。

今朝も、朝5時半位からきょうだいのコメとムギと一緒に庭でお散歩。今朝はとても嬉しいことがあった。ラントンを抱っこで支えながら砂場に入れてあげると、動くほうの右足を使ってしゃしゃしゃと砂浴びの動きをしたり、首の後ろをぐいっと砂に擦りつけるようにしていたのだ。ずっと砂浴びさせてあげたかったから、とっても嬉しかった。ここ数日、ひどく疲れが溜まってきていて、今朝はもうエネルギー切れという感じで、正直フラフラだった。でもラントンを見ていたら元気が出てきた。蚊に食われながらラントンを抱っこして散歩サークルに入っていると、コメとムギが私のお尻をちょんちょんとついてきて、くすぐったい。本当にひよこたちはかわいい。

砂場を広げてあげようと思って、ラントンを片手で抱きながらスコップで少し芝生の根っこをほじっていると、スコップに驚いたのかランタンが私の手から逃れてきょうだいの所へ自力で移動!びっくりした。ゴムボールがポヨンポヨンと動くようにして、生まれつき曲がっている右足を動かして仲間たちの所へ駆け寄った。自分でみんなのところに行けた。すごいね。

ラントン、今日もいりこ粉やおから、黒ゴマ、玄米を混ぜたご飯をよく食べてくれる。こういう和食っぽい食事をうちの子たちは好むのだ。病院で処方された完全栄養の配合飼料はなかなか食べてくれないので、和食メニューにわからない程度にちょっと混ぜ込んだりしている。あまり多く混ぜ込むと食べなくなってしまうので、加減が難しい。

食べないのだったらいいや、と思って食べるものだけをあげてきたのだけれど、病院で栄養不足と言われてしまったからなあ。ちょっとずつ足していってみよう。

10時ごろ、長女がひよこたちの横でハープの練習。ラントンを膝に乗せ、ハープでセラピーをするんだと言って聞かせている。まるで、セロ弾きのゴーシュみたいだ。自分ではそうと知らず、チェロの音色で動物たちの病気を治していたゴーシュ。宮沢賢治の童話が読みたくなる。

ラントンは長女の膝でハープに聴き入っているみたいだ。他のひよこたちも、目をつぶって羽繕いしたりとてもリラックスしている。ひよこたちと一緒に長女のハープを聞いていたら、とても気持ちよくなって眠たくなってきた。そろそろ練習に専念するという長女からラントンを受け取り、ラントンのお腹の下から両手で支えながら覆いかぶさるようにしてうつぶせになり、ゴロンとする。こんなふうに抱き抱えても、全然怖がったりびっくりしたりしないから、私を信頼してくれているのかなと思ってとっても嬉しい。嬉しくてついラントンの首筋に鼻をくっつけて、クンクンにおいをかいでしまう。あったかいひだまりみたいな、ほんとにいいにおい。

ラントンが立とうとするので、うつぶせになって抱き抱えながら助ける。外側にガニ股に開いてしまっている右足の膝を踏ん張って、折れている左足をかばうようにして体を起こす。この2週間、立ち上がれなくてずっとしゃがんでいるから、折れていないほうの右足の力も弱っているだろう。歩けるようになるために、左足の骨折の回復をと同時に、衰えた右足を鍛えることもしていかなければならない。体を支えながら右足を踏ん張る動作を助ける。長女がハープを練習している間、ひよこたちも、ピイピイと鳴きだすと、その声とハープの音色が溶け合って、なんだか天国にいるような気持ちになる。

練習が終わると、ラントンは、箱のベッドへ。箱のベッドを他の子がいるケージにくっつけて、寂しくないようにする。

午後5時ごろ、体重を測ってみる。
なんと160グラム!1週間前は143グラムだったから、17グラムも増えている!やったー!

今日も一日、よく生きた!よくがんばったね。
今日もゆっくりお休み。

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この記事を書いた人

絵本作家・イラストレーターとして活動させていただいています。

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