ヒヨコのラントン、8/17の様子

今日はイタチに噛まれて大怪我してから15日目。折れてしまった左の大腿骨2カ所はくっついてきているんだろうか。

朝5時すぎ、いつものように庭に出て、きょうだいのコメとムギといっしょに散歩。
散歩用の小屋にはいって砂浴びしたり、草をついばんだり、虫をとって食べたり。
今日ラントンはなかなか大胆だった。コメとムギが砂浴びしているところに、折れた左足を引きずりながら分け入って、他の子を押しのけて砂場の真ん中に陣取ったのだ。コメとムギは怒るでもなく、体をブルブルとふるわせて砂場の外に出て、のんびりと虫を探し始めた。
ケガをして以来、他の子たちと一緒にいられない時間が多くて、3羽の関係性を少し心配していた。チャボの世界は序列が厳しくて、群れの中のランクの低いものや弱いものはいじめられたりすると聞いた。ラントンはコメとムギの2羽と渡りあっていけるんだろうかと思っていた。まだひよこだからはっきりとした上下関係はないように見えるけど、できるだけラントンがコメとムギから仲間はずれにされたりしないようにしたいなあと思う。

散歩中、ラントンはコメとムギと一緒に水をゴクゴク飲む。あまり動けないせいか、ここ最近水の飲みが悪くて、自分から飲もうとしないことが多いからすごく嬉しかった。

午前中、ラントンは箱のベッドで過ごす。あまりの暑さで早朝の散歩以外はひよこたちは室内暮らしである。私が作業場に使っている和室に手作りのケージを置いて、仕事しながらひよこたちと過ごしている。コメとムギのケージの横にランドンの箱ベッドをくっつける。数日前、段ボールでできた箱のベッドの側面にハサミで窓を切り抜いたので、ラントンは寝ながらでも他の子の様子がよく見えるだろう。窓を作ってからラントンが落ち着いてきたような気がする。
ヒヨコたちは仲間離れるとこの世の終わりのようにうろたえて「ピイヨ、ピイヨ」と大泣きする。生き残るための本能なんだろう、できるだけ、仲間といる安心感を感じて過ごしてもらいたい。

隣のリビングからひよこたちを眺めていると、ケージの中でラントンがいる方の壁に寄り添ってコメとムギがのんびりと座り込んでいる。ラントンの方は段ボールのベッドの中で、コメとムギ入る方の壁ぎわに体をぴったりと寄せて、うつらうつら居眠りをしている。とても平和な風景。

今日は昼前から出かける用事があって、帰ってきたのは午後3時ごろだった。急いでひよこたちのところに行くと、みんな問題なく過ごしてくれていて、ラントンはご飯をついばんでいるところだった。自分で食べられるようになってとてもうれしい。

今日は私も家族も少し疲れていたので、早めにひよこたちのケージの掃除をする。長女が率先してひよこのケージの掃除やご飯の補充をしてくれてありがたい。出かけたついでに寄ったスーパーで、豆苗を買ってきたのであげてみる。豆苗を食べるのは初めてだ。みんな飛びついてもりもりとよく食べてよかった。

午後5時台と6時台。寝入る前のピヨピヨタイムが始まった。いつも寝る前にピヨピヨみんなで大合唱するのだ。ラントンは、箱の上にピンと貼って覆っている薄い布の隙間からぴょこりと首を突き出してピーピー泣いている。びっくり箱のように首だけピョコっと出してピーピー言ったらまたぴょこんと引っ込んだりして、見てるととっても面白い。布の隙間から手を差し入れて首の後ろをかいてあげると、やがて首を垂れて気持ちよさそうにうつらうつらし始める。かわいいなぁ。

私はラントンなだめながら、隣の仕事机でお客さんから依頼された絵を描く。
ヒヨコと一緒に生活して、仕事して、そういうのがすっかり板についてきた。

きょうもみんな、一生懸命生きたね。
ありがとう。また明日ね。

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この記事を書いた人

絵本作家・イラストレーターとして活動させていただいています。

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