さて、住宅地で飼っていいのか?という不安も薄れ、私と娘たちは具体的にひよこゲットに向けて行動をはじめました。
それは、「近所の養鶏家さんにいろいろ聞いてみよう」というもの。
というのも、ひよこ!ニワトリ!と騒いでいる私たちをじーっとみていた夫が、
「うちの近くのTエッグさんに聞いてみるってのもええかもね」
と呟いたのです。
この発言があった時点で、夫もひよこプロジェクトに賛同いただいたということですね!
ほんと、わたしらに好き勝手やらせてくれる旦那さんでよかったわあ〜!
ありがとうー!
うちの近所は養鶏場が多く、なかでもTエッグさんはおしゃれな直売所を持っていてよく利用させてもらっています。自家製卵のほか、卵を使ったスイーツなどを販売しておられて、テレビでも紹介されたことのある養鶏家さんです。
さてさて、さっそく家族全員で直売所にくりだして…
…初回は聞けませんでした。日曜で、あまりにお店の人が忙しそうだったので遠慮して、
後日長女と2人でリベンジ!
こういうとき、子どもがいると心強い。
なんせわたくしは豆腐メンタルのビビりであり、いきなり忙しそうな養鶏家さんに話しかけるなんて難易度高いのだ。相手が喜びそうな用事で話しかけるのならいいが、「ニワトリわけてもらえませんか?」なんていきなり聞いたりして、思いっきり怪訝なカオされたらどうしよう。忙しいのに、めんどくさいこと言ってくるな!オーラ全開だったらどうしましょう。
こういう事前の不安があったから、可愛らしい娘をタテにして、
この子がニワトリ飼いたいっていいだしたんで、すみませんけどお願いにあがったんですう〜。
という雰囲気を演出しようとしたのだ。
さて、長女といざ出陣。
直売所で忙しそうに商品を品出ししていた奥さんがちょうどいらしたので、
私「あのお、お忙しい所申し訳ないんですけど…ホレッ(長女を前に出す)」
長女「(ニッコリして)わたし、ニワトリを飼いたいんです!どうしたらニワトリやひよこを売ってもらえますか?」
おお!長女よよく言ってくれた!グッジョブ!
すると、養鶏家の奥さんは申し訳なさそうにこちらを向いて、
「ごめんねえ。私たち養鶏家が、一般の人にニワトリを売ることは今はできないの。鳥インフルのこととかがあってね、分けてあげられないの、ごめんなさいね」
はあ…そうなのか…
本やインターネットには、入手先として養鶏所から分けてもらう、ということがふつうに書いてあったので、
実際聞いてみないとわからないものなんだな、と思う。
それでもいろいろ情報を得ようと思って、長女の後ろから
私「今はってことは、以前は一般の人に売ったりされてたんですか?」
奥さん「うーん、外国の人が欲しいって言ってきたことはあったかねえ」
私「養鶏家さん以外だと、ペットショップとかで売ってたりするんですかね?」
奥さん「うーん、どうやろねえ。ペットショップでどうかは、私はよくわからないわ、ごめんねえ」
うーん、代わりの入手先については不透明か…
奥さんがとてもお忙しそうなので、これ以上あれこれ聞くのはやめました。
自宅に帰って長女と一息いれ、堂々と奥さんに聞けた長女を褒めちぎり、今日の振り返り会をしました。
うん、残念だったけど、まあ養鶏家さんから買うことはできない、ということはわかったからすごいじゃないか。一歩前進だ!
私の言葉に、ちょっとがっかりモードだった長女も元気を出したようだ。
それからしばらくの間、ひよこ・ニワトリプロジェクトの歩みはいったん緩やかになり、
ひたすら本やインターネットで情報収集する日々が続きました。
それが、5月の初めに急展開を迎えることになりました!
続くよ〜