ひよこ5日目。改めて、ヒヨコトラクターとは何ぞや

ひよこ5日目。

今日も朝からひよこたちは元気だ。5時台、段ボールのおうちを覗くともうみんなでちょこちょこ動き回っている。自作給水器をきれいに洗って酢水(病気予防に1%の酢水が良いらしい)を入れてあげると。みんなでこぞって飲む。水を飲むときのこちょこちょ言う音がすごく好き。朝の一杯はおいしいんだろうな。ひよこハウスを覗いたときの、フワッとあたたかい匂いもすごく好き。子どもの頃から鳥の匂いが大好きだった。インコ飼ってる時は胸のところに鼻をくっつけて匂いを嗅ぐのが好きだった。でもだんだん世話を怠けていったから嫌われて、そういう触れ合いもできなくなったけど。

とボンヤリひよこを見ていたら、突然1羽がピーピーと鳴いてバタバタもがきだした!モフモフしたものが好きみたいだから、と入れておいたウールの湯たんぽカバーの繊維に足が引っかかってしまっていたのだ。即座にひよこから繊維を外す。私が見ていた時だったから5秒位で外せたけど、危なかった。ぴよこハウスの中にいろんなものを入れるのはやめておいたほうがいいな。
インターネットで調べると、ひよこにとって危ないものはたくさんある。家の中だと、細かいビーズなど間違って飲み込んでしまったり、いろいろ危険が多いらしい。安全対策しっかりしなければと気が引き締まる。

朝から次女の保育園での講演会を聞きに行く関係で、帰りは14時のみこみ。気温が高いので、扇風機を部屋にかけていく。夏の温度管理、課題だな。

講演会・給食試食会を終えて次女と帰宅すると室温は27度。暑いけど我慢できない位じゃない。ひよこたちは特に暑そうな素振りもなく落ち着いていた。次女が庭でシジミチョウやモンシロチョウを捕まえてダンボールハウスに入れてあげるとみんなで取り合いをして食べる。

モンシロチョウが大好物

長女が帰ってきた後、夕方のお散歩。ひよこトラクター通称ぴよトラを出して砂浴びとご飯。

このブログでピヨトラピヨトラと言っているけど、なんだそりゃと思う方もいるのではないかと思い、ちょっとご説明すると、うちのピヨトラつまりひよこトラクターは、チキントラクターのひよこ版なのです。
チキントラクターと言うのはこちら。

『ニワトリと暮らす』今井和夫監修・和田義弥著 グラフィック社より引用

ニワトリは畑の雑草を食べてくれるので除草になるし、食べ物を探して土を突っついたり、うんちをして土を引っ掻きまわしたりすることで土が肥えていくというのだ。
数日ごとにチキントラクターを移動させていけば、畑が徐々に良くなっていくというすごいシステムなのだ!!

どーだ!ニワトリってすごいでしょ!?
こんなこと、ほかの生き物にできる!?
しかも卵までくれるし、ニワトリさまさまだ!!

すみません、チャボと暮らし始めて1週間弱なのに知ったようなこと言ってるけど、
ニワトリってやっぱりとってもありがたい生き物だと思うのだ。

これのひよこ版として、とりあえず作ったのがこちら。


100均のバーベキューネットをソフトワイヤーで組み合わせて底のない箱状にしたもの。
折りたたみ可能の力作である。

折りたたみ可能のピヨトラ。上に屋根用の網を乗せてたけど、途中から家にあったすだれに替えた

もちろん、とりあえずその場しのぎで作っただけのものなので、いずれきちんとしたものを作らなければ。

ひよこたち、今日は虫をたらふく食べた。ダンゴムシ、アリ、名前のわからない黒い昆虫、コガネムシの羽、ショウリョウバッタのちいさいの、チョウのさなぎをいっぱい。蚊がすごくて、私たちがパチンパチンと叩いた蚊もたくさん食べる。腕を刺してくる蚊をパチンと叩き、私の血がついた蚊をあげてみると、パクンと食べる。ひよこにわたし食べられたわー、と思う。

娘たちがひよこに虫を捕まえてあげたりしている横で、私は庭と隣家の境のところに竹酢液を撒く。
竹酢液が動物避けになると聞いたからだ。ニワトリとの暮らしあるあるで、ネコやイタチなどの動物に襲われるのはよくあることらしい。ひよこを守るための対策を万全にしなければならない。

夕方はお決まりのピヨピヨタイムが始まった。夕方6時前後眠る前に、なぜかやたらハッスルする。高いところに行きたくてとまり木にとまったり、下に降りたりバサバサバサバサピーピーピーピーとしばらくやっている。みんな我先に、ほかのひよこのお腹がわに潜り込もうとして大騒ぎになる。お母さんのお腹の下にすっぽり入り込んでたのが恋しいのかな。もしかして、寝る前にお母さんを探してピイピイいってるのかも…と思ってちょっと胸が痛む。やっぱり、何かお母さんに似たものがあったほうがいいのかな。
でもそのうち、段ボールの右下端のいつも寝るところで、みんなでひよこだんごになって寝てしまうのだ。

ぴよちゃんたち今日もお休み、また明日ね。

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この記事を書いた人

絵本作家・イラストレーターとして活動させていただいています。

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