ヒヨコのラントン、8/30の様子

今朝もひよこたちは、外でお散歩。
台風が来ているから、雨が降っていない時を見計らって散歩サークルに入れてあげる。

今日は私はなんだかひどく弱気だった。
ランちゃんの足が、私たちが北海道に行ってる間に弱々しく固まってしまっているように思えたからだ。

栄養をつけてもらおうと、庭でバッタを捕まえて、喜びいさんでランちゃんに差し出す。けれどランちゃん、すぐに飲み込めば良いのに、バッタを加えたままコメとムギの側にヨタヨタ歩いて行くから、すぐ気づかれて横取りされてしまう。バッタを取られて呆然としているランちゃんを見ていると悲しくなる。

お昼頃、ランちゃんがケージの中でバタバタ暴れて落ち着かないので、抱っこして仕事をする。
机に向かいながら、左手でランちゃんを支え、時どき右手で首の後ろをカキカキしてあげる。そうすると、首をダルンと伸ばして、目を閉じて眠ってしまうのだ。

コメとムギがここ数日でぐっと大きくなったので、いっそうランちゃんが弱々しく見える。ランちゃんの綺麗な白い羽根が薄くなって、お肉が見えているのを見るのが辛い。

20時ごろ。
ランちゃんがケージの中でバタバタ暴れている。
最近、夜にバタバタ暴れることがあるのだ。ケージの中で体の収まりが悪いんだろうかと思い、体を支えるために、柔らかい布をまとめてクッションにしたものをお腹の下に入れる。でも、すぐに暴れてクッションから降りてしまう。

見かねてケージから出して、膝の上で抱いて、体をゆっくりと撫で、首の後ろをかきかきする。すぐにランちゃんはおとなしくなって、とろとろまどろみ始める。

なんだか切なくなって、涙がこぼれる。また弱気の波が来たみたいだ。たぶん今日、ランちゃんが小さい頃の動画を見返してしまったからだろう。

ランちゃんが家に来てすぐ、まだ生まれて1ヵ月位の頃。あの頃はみんなかわいい毛玉みたいで、ちょこちょこポンポン、庭や段ボールでできたヒヨコ部屋の中を走り回っていた。ランちゃんも自由自在に走り回っていたし、とまり木にも飛び上がれたし、ケージの金網に向かってジャンプキックしたり、パワフルに動けていた。

生まれつき右足が曲がっているのだけど、あの頃は身軽だったせいもあるのか、歩き方もぎくしゃくしていなかった。

今、体を持ち上げることさえできないランちゃんが悲しい。コメやムギみたいに、堂々と胸を張って立てないから、お腹がいつも地面に当たるせいでその部分の羽根が擦り切れてしまっている。

絶対歩けるようになると信じていたけど。

少しでも足が柔らかくなるように、両足を指でさすってマッサージしてみる。

体中のどの部分も触らせてくれることに、驚きと感謝が湧き上がる。
信頼してくれてるってことだよね。

しばらく抱っこして撫でてから、ケージに戻す。初め少し暴れたけど、やがて静かになった。

明日は今日よりもランちゃんの足が動くようになるだろうか?

わからないけど、とにかく信じて一緒に生きてくんだ。

ランちゃん、ゆっくりおやすみ、また明日ね。

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この記事を書いた人

絵本作家・イラストレーターとして活動させていただいています。

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